春本番＿＿＿1

◉feb.21＿＿＿mar.5

野口整体の勉強会。立ち上がる、座る際の省エネの身体運用法。無理のない捻り

動作など本番前に聞いておくとよかった教えが次から次へと。それにしてもダン

サーたちがモノを拾う際の股関節から折り畳んで膝を曲げずに屈む動作。あの不

可解な所作はなんなのだろう。

 

だが、それはサイレンスダンスの静謐な空気感を守るために、自身の感情を沈静

化させることでもあった。

 

最近、舞台担当者の方々がきめ細やかな対応してくれる。昔は怒声が飛び交う熱

量の高い現場だったのが様変わりした。作品が意図しないところに不時着してし

まうので、出演者たちには余計な反応しないように感情の波を昂らせないように

耳元で一人一人に囁いていたなぁと。

 

本番の翌日は、畑で芋を植える。慣れない鋤鍬の農作業はすぐに息が上がるが、

次の日も筋肉痛になったことはない。股関節を使い、骨を力学的に操作するよう

にしているせいか、筋肉を殆ど使っていないからであろうと。mar.6

 

２０年越しの構想《DRAMA concert》無事終了。皮切りのステージとしては及第

点だが、人前で話したり表現することに恥ずかしさの感情を秘めているのは大事

なことであるようにおもう。mar.5

昨夜は、演奏家との合同練習。やはりステージは掴みが肝心。要所要所クスッと

させられれば、ステージの浸透力が高くなる。アートの世界はウィットとユーモ

アに欠けるきらいがあるので、関西人に学ぶべきこと多々あり。mar.2

昨日桜通で火を吹いていた車が気になる。アレはなんだったんだろう。feb.27

本番が迫っているので美容院へ。かれこれ１５年ほど通っているが、殆ど私語が

ないのが気に入っている。美容院でお喋りしたい人には不向きだが、そうでない

人にはありがたいお店である。

 

舞台小物を探す。演出の進行、必然性を確認しながらリサーチする。小さなステ

ージ作品ながら、かなりの時間と手間を要する。演出は気力と集中力に尽きる。

feb.26

今日は、シェアオフィスの店番日。作業をしていると窓外には雹が降る。顔にあ

たると痛いんだろうかなどとこどもじみたことを思う。そういえば、同い年のカ

ップルが台風の日にジャンプルすると空間移動しておもしろいよとその昔云って

いた。はいはい。feb.22

作業が進まない原因がわかった。部屋が寒すぎるからだ。ガソリンスタンドへ灯

油を買いに行き、キャリーに載せて気をつけてソロソロと運ぶ。近年、街中でこ

ういう人はあまりみかけない。feb.21