◉feb.11___feb.14
向田邦子の記憶を記したエッセイ《向日葵と黒い帽子》を読む。著者は編集者時
代の同僚=上野たま子氏によるものだが、当時の映画の寸評やら恋愛エピソード
やらカフェでの会話などが生き生きとした筆致で綴られている。若き向田の生活
模様が描写されて興味深い。
M.モンローと原節子を比較論考している本を読む。共通項があまり見いだせない
二人だが、花開いた'50年代に主な代表作を残し、'61〜62年のおなじ頃に引退し
ている。feb.14
なぜか星新一のことが気になり、書棚から最相葉月監修の一冊をとりだす。つく
づく唯一無二の存在だったなぁと。
居間のファンヒーターの灯油が切れたので家人が仕事場のヒーターを持っていっ
てしまった。ということで、また重ね着して仕事中。自室でマフラー巻くケース
がふえた。午後はカフェで仕事をしよう。
以前履いていたパンツを数年ぶりにひっぱりだしてみたら、ウェストがパツパツ
になっていた。無理して履いてでかけたのだが、これは体型を整える良い機会。
寒さから身を守るために冬は太るというのは言い訳だろうか。feb.13
図書館で借りた本の付録に、原由美子が向田邦子、高峰秀子、白洲正子と対談し
ている。文中原の女性趣味は、ローレン・バコール、ヴァネッサ・レッドグレー
ヴとある。なんだ、私とおなじではないか。
この2年間の日本を見るにつけ、管理しやすい国民性というよりも管理されたい
国民であることがわかる。feb.12
衣装の一部を手に入れる。風貌が災いをして、難解で澄ました作風をイメージさ
れてしまうので、今度のステージでは、道化のニュアンスを取り入れたい。
ここ数日、なぜかいろんな夢をみる。友人知人が入れ替わり立ち替わり登場。夢
にしては珍しく誉められたりしている。自己肯定感が低いので、夢ながらうれし
かったりする。feb.11