春の一日__7

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いかん!創作脳が働きだすと眠れなくなってしまう。

 

《ブラックペアン》見応え感あり。二宮くん、新境地の好演ですな。竹内涼真も

いつもながら敢闘している。

 

先日の《ボディミュージアム》で取りあげられた流鏑馬の射手の背中は、和太鼓

奏者の筋肉質なものでもなく、ダンサーのものともちがう、鍛えられた現代の躯

ではない適度に脂肪がのった柔らかそうな躯をしていた。なんでも武士の躯に近

いという説明が、とても印象に残っている。apr.29

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千種文化のダンス公演へ。出演者の一人、若い僧侶の方の佇まいと乱れのない歩

行が美しい。日々の鍛錬が背中に表れている。一昨日のボディミュージアムの残

像が、そのまま舞台上に立ち上がったようだ。apr.27

 

NHKBSの《ボディミュージアム》気づいて見てよかった。いろんな職業人の背

中の骨格&筋肉の相違。圧巻は、坂東玉三郎の身体運用法と就寝前の腸腰筋の疲

労度チェック法など、躯に携わるものには必見の内容だった。apr.25

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モネは、早くに評価をされ過ぎた。生涯裕福な暮らしのなかで育まれた鷹揚な画

風とゴッホのようにつんのめって極貧のなかに生きた画業が、いまおなじように

観覧者を集客するのは、皮肉なことである。

 

モネ展内覧会へ。モネから影響を受けたであろう作品を同時並列する試みだが、

モネの作品数が小作品に絞られており、昨今の美術館の予算事情が窺えて苦肉の

企画に見えてしまう。

 

花粉症のせいなのか、目ヤニで調子がわるい。二日前から煮沸後冷ました塩水で

瞬き洗眼をはじめる。

 

演出作品の11のシーンの順番を確認しながら出番を待つ。不安ながらも途中まで

うまくいっていたのだが、途中から自信がなくなる。いつもマイナスイメージの

ステージの夢にすこし変化が生じている。apr.24