Ⓒいとうさやか
作品観覧後に、アンケートをとってもなかなか書いてはいただけない。それに書
いてくれる人は、概ね知人が多くなったりする。
そこで勘案したのが、下記の名古屋弁表記による座標軸感想表である。観覧者に
は、観覧時間により色分けされたシールを貼っていただく。当然、作品世界の意
味深さと作品レベルの高さを併せ持った右上ゾーンが、評価が高いと云うことに
なる。だが、「よ〜わからんが、よかったがね!」とういうような左上ゾーンの
評価も感慨深いのではないだろうか。はじめて体験するような感覚を多くのひと
は、わかりやすいとは感じないだろう。未体験の感覚だが、なにかひっかかるも
のがあるとおもっていただけることが大事なのではないだろうか。今回は、トリ
エンナーレの関連企画であり、オープンな企画会場なので、偶然通りがかった観
覧者も含まれている。ご自分の意志で、会場に足を運んでいる通常の公演とは趣
旨が異なる。<よ〜わからん←→意味深である>の横軸評価は、よ〜わからんが
やや勝っているように見受けられる。縦軸の作品レベル評価は、気を使われてな
のか、マイナス評価はすくない。
やりっ放しだけは避けたくて、目論んだ苦肉の策だが、観客がどこを向いている
のか、ある指標にはなったとおもうのである。
*緑マーク=第1回上演、赤マーク=第2回上演、青マーク=第3回上演
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