梅雨の一日___2

◉jul.29___jul.10

───────────────────────────────────────サイレンスダンスを始めた頃、<人を静かにさせる力を持つ>と形容された

が、今まさに、静かに淡々と自分のすべきことに取り組んでいる他者の作品

に出逢いたい。jul.10

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文學界掲載の村上春樹短編《With the beatles》を本屋で拾い読み。高校生時、

交際していた彼女が、後年自殺するエピソードを織り交ぜた'60年代の淡い作

品。ムラカミ文学の情緒不安なヒロイン像は、思春期の体験から生みだされ

たようだ。jul.8

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人見絹枝役の菅原小春は適役だった。これで《いだてん》が、大河始まって

以来の最低視聴率だと云うのだからなんともフシギだ。jul.7

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村山槐多__ゴッホと同質の匂いを感じる。女性にふられる天才、傍にいた

らたまったものではないその熱量!近寄るべからず。jul.6

 

本日はお寺でひと踊り。連続する襖、なが~い廊下に隣接する障子戸。絶好

の演出プランがつくれる環境なのだが、まったく残念なレイアウトをされて

いた。環境というものは、見えない人は見えないものだが、空間の効果的な

活用法など必要とされていないのかもしれない。jul.5

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ここ2週間でダンスの本番3件。急遽内容を変更されると心理的につらい。

Jul.3

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井上陽水作《結詞》__キャンベルさんの英訳は、Shallow dreams, blurred 

love, roads faraway, a blue sky.<浅き夢 淡き恋 遠き道 青き空>jul.1

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本日の営業ダンスが終わった。NDTのようにはいかないが、からだに向き合

う視座がすこし変化している。観客わずか89名だったが、一応今日できるこ

とはやり終えたとおもう。

 

昨日の《NDT》の余韻がまだ残っている。あのステージに触れた人の数%は、

ダンスとは時間と空間を設計する仕事であることが、わかったのではないだ

ろうか。jun.29

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