初秋の一日__2

◉sep.22__29

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認知症予防のためのダンスを指導サポート。運動に於けるダブルタスクという

ものが、意外とむずかしいことがわかった。はしょってごまかして動いてしま

う人の多いこと。sep.29

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百年一日のごとく変わらないF.ショーの現況を見ていると、ファッション界は、

想像以上に保守的で頑固な体質なのではとおもえてくる。想像もしえない闇を

抱えているのかもしれない。

 

《時空間デザイン講義》の最終日のショーイングを終える。大勢の常勤講師の

方々が見学に来ていただき、年々レベルが上がっていると講評いただく。そう

いえば、はじめてこの授業の趣旨を語らせていただいた。sep.28

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夜のダンスレッスンに向う前にヨシズヤで夕食。閑散としていてなんとも侘し

いきもちになる。館外にでるとざざぶりの雨。sep.26

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BS《東京幻の改造計画》で取り上げた建築家3人。丹下建三、磯崎新、石川

栄耀。業績よりも顔が気になる。初見時、その壮大で骨太な建築からは想像が

できない貧相な(失礼)顔相の丹下にビックリしたものが、丹下の愛弟子の磯

崎は、老齢化するほどに顔相が定まってくるのが対照的。

 

戦後の都市復興に尽力を注いだ都市計画家、石川栄耀の自信作=名古屋の都市

計画実施案は、イギリスの都市計画家から、この案には<LIFE>がないと酷評

されていたようだ。巧いことを云うな。sep.25

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40年ぶりのクラス会。なんと、準備よろしく卒業アルバムを用意してくれて

あった。学友の話題がでる度に、みんなでアルバムを覗き込みながら顔を照合

する。sep.24

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30年余、空間に携わってきたが、いままで勤務した5社、教鞭を執った7校

において、とくに居心地がよかった環境には出会えていない。記憶に残るのは、

マンションでウサギを放し飼いにしていたデザイン事務所。あの柔和な空間は、

20年以上を経たいまもなぜかとても印象に残っている。sep.22

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