晩夏の一日__2

◉aug.22__28

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サイレンスダンス【こころ】は、当初の目論見では、図書館空間の林立する書棚

を背景にKの残像が見え隠れする構想だった。予算の関係上舞台作品になってし

まったが、いつか図書空間で再演してみたいものである。

 

4年前の今日、漱石《こころ》のサイレンスダンス作品化に向けて、原文を切り

刻んでは専用ノートに貼り付けていた。なにしろ300頁を1頁に簡略する荒技で

あった。

 

今日のシニアハウスでのダンスレッスンは、アジア大会の池江璃花子選手の身長

をはるかに超える尋寸法(=リーチ)186cmを例にとり、肩甲骨の柔軟化運動か

ら導入。日本の身体尺では、丈(=身長)と尋が同寸法であるのが理想とされる

が、よほど手が長い人でない限りそこまではない。aug.28

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上京する機会が多くなったので、退屈しのぎに山手線の駅を順番に諳んじてみる。

29駅中6駅は駅名が出てこない。9駅は利用すらしたことがない。

 それにしても蒸し暑い。夕方になっても33度ぐらいありそうだ。呼吸がしづら

い。

 

PD_cafe=パーキンソン病患者の身体運用レッスンのアシスタントに馳せ参じる。

月例会を楽しみに参加されている表情を拝見するだけでも価値がある。aug.26

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そして、速度をコントロールしてもらう。忙しない通学時とオフのデート時では、

速度はちがう。状況をイメージしてもらい3種類の速度変化にトライしてもらう。

 

《時空間デザイン講義》の三回目。ウォーキングから始めよう。ふだん、どんな

速度で歩いているかを再現してもらう。われわれは、日常行為を意識してするこ

とはないので、これが意外とむずかしく、え~!という速度で歩く学生が多い。

aug.24

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横になると躯が怠くて起きあがれないが、台風の気圧のせいだろうか。

バルコニーにいると洗濯物ごと飛ばされそうで怖い。台風風で、ライトスタンド

がリビングの床を移動してゆく。aug.23