出演者を選ぶことは、作品創作の初期段階における演出の大仕事だ。
ここで見誤ると、あとでいくらがんばっても仮想したイメージに作品がたど
り着かない。
そこで、次回サイレンスダンス作品の出演者募集!男女各一名。ともに白い
シャツブラウスが似合う人。床より1cm存在が浮いている佇まいのうつくし
いひとがイメージ。内実としては、存在感が希薄だと云われるひと、自己主
張が弱いひと、つい他人に道を譲ってしまうひと、夏でも汗かかないよね〜
などど云われるひと・・。たとえば、つかれた黄昏どきに麩餅など買おうと
して和菓子屋の店先にならんでいると、あとからやってきたお客がべつの場
所にならびだしたりする。すると店のひとからうしろの列にならんでくださ
い!なんて、無情なことをいわれたことが一度や二度ではないようなひとが
たぶん該当します。あまりよ〜わからんだろうが、つまり《愚直なひと》が
好きなのである。
要領のよいひと、てきぱきと行動するひと、よく気がまわるひと、社交性の
たかいひと、、など現実界で有用とされることは、仮想世界を組み立てる舞
台作品には、かならずしも適してはない。ひたむきに努力するのに報われな
いひと、なぜかよく割りを食ってしまうひと、人生に不器用なひとが非現実
のフィクションで必要であったりする。
自薦他薦を問いません。また、サイレンスダンスの舞台に立っている姿をみ
てみたい友人をお持ちの方などどうぞご一報ください。
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