詩的小宇宙、、
置き方によって表情をかえ、寡黙な物体は光によって雄弁になる・・。
ガラス作家=加藤尚子さんの作品と出会ったのは、ご近所のギャラリー
だった。身近かにおいておけば、そこからひとつの作品がうまれそうな
気がして一点購入した。美術作品らしきものを買ったのは、たぶんはじ
めてのことだろう。
良質な作品からは未来ノ作品が生まれる。自分の前を往く作家に影響さ
れて、作家は創作の芽をもらう。中平康の<狂った果実>からフランス
のヌーヴェル・ヴァ―グははじまったと聴く。小津安二郎や黒澤 明を
敬愛する映画監督は数知れず。アキ・カウリスマキの作品にみられるう
つくしき諦念と抑制美は、あきらかに小津の影響下にある。アカデミー
賞特別賞受賞会場のクロサワのとなりで、偉大な父をもつこどものよう
な笑みをみせたジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルヴァーグは
印象的だった。
いま、彼女のあらたな作品に出会える。
◎ギャラリー・フィールアート・ゼロ→
http://www.life-deco.net
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