空間との対話

 

 

GWに一宮へ赴く。

目的地の尾西繊維協会ビルは、駅から徒歩3分の昭和8年建造のレトロ建築。

三階構造で、いちばんうえの部屋には、往時の繊維業界の要人の肖像画が掲

げられており、繊維業界の興隆時を忍ばせる。

 

当日は、<RRRマテリアルプロジェクト>なる一日限定イベントで、地場産

業の掘り出し物とクリエーターによる商品を扱っていた。さほど広くはない

会場に、一日で1300人ほど押し寄せたようである。

 

立場上、空間をいかに使うと効果的なのかという視点でついみてしまう。

サイレンスダンスで挑戦ならば、三階の広間の奥側半分を観客席とし、残り

半分をパフォーミングスペースとする。そして、背景の扉を開けたり閉じた

りを演出として取り入れる。さらに扉の奥の階段からの上下動の動きをみせ

てゆくと遠近法が効果的に映るだろう。さらに、小部屋などは落語会などで

使われるとパフォーミングアート版イベントとして、密な時間を提供できそ

うだが、いかがなものだろう・・。

 

◎RRRマテリアル・プロジェクト2014→

 http://rrr-material.jp/event-information/rrr-material-2014